通訳案内士になろう!            目標は、TOEIC840点!


第七回 聞くだけ英会話は意味があるか?

今日は、大イカ対MBAです。
今回は、「聞くだけ英会話」或いは、「聞き流す英語勉強法」は役に立つか?についてお話しします。


最近はあまり聞かなくなりましたが、その昔「睡眠学習」という言葉がありました。
「睡眠学習」とは、文字通り睡眠中に学習能力がアップするという夢のようなメソッドでして、寝ている間にヘッドホンを通して聞こえてくる音声を(寝ているんだけど起きている部分がある)脳が吸収して能力向上に結びつくというものでした。ねっ、夢のような勉強法でしょう?


それに比べると、「聞くだけ(或いは聞き流す)英会話」は、起きている時間を使うのですから、随分まじめなメソッドのように見えます。
とは言え、私の経験から言って「聞くだけ(或いは聞き流す)英会話」は、ほとんど意味が無いと思います。
では、何故、あんなに宣伝しているのって思うでしょ?それは、CMに出演して、効果を語ると結構なお金(高い教材代を超えるくらいの金額)が入るからです。
実は私、大イカ対MBAも、聞くだけ英会話とは少し違うのですが、よく似たお気軽勉強法を試してみて、たいした効果が無かったにも関わらず、結構なお金(教材代の約半額)につられて、経験談を書き、顔写真を送ってしまった暗い過去があります。


もし「聞くだけ(或いは聞き流す)英会話」に効果があるとすると、学習者は
1.「聞くだけ」と言いながらトランスクリプトにも目を通している
2.分からない単語は辞書を引いている
このどちらか(或いは両方)を実践していると思われます。


つまり、これはダイエット食品のCMで小さく、「適切な栄養コントロールと、適度な運動をしています」ってテロップが流れるのと同じです。
そもそも「適切な栄養コントロールと、適度な運動」を実践すれば、ダイエット食品なんて必要ありません。


以前、私がお勧めしているポッドキャスト「American Hot Topics」の中でも、聞くだけ英会話は本当に役に立つか?というテーマで話し合っていた回がありました。
詳細は忘れましたが、結論としては私が上で書いた事とほぼ同じであったと記憶しています。興味のある方はバックナンバーから探してみてください。


結論:聞くだけ英会話「だけ」の勉強法は意味が無い。が、しかし、聞くだけ英会話と他のメソッドを組み合わせれば有効な手法になり得る。