通訳案内士になろう!            目標は、TOEIC840点!


第五回 出身校別TOEIC得点の目安

今日は、大イカ対MBAです。

今回は、「出身校別TOEIC得点の目安」と題してお届けします。


前回のコラムで、「TOEICの点数と最も相関関係があるものは英語力というより学力である」と書きました。今回はその話の続きです。下の表を見てください。

出身校別TOEIC得点の目安

※ この比較表は当サイト管理人の個人的な基準で作成したものです。

中長期の目安(目標)短期の目安(目標)
東大・京大960930
早稲田・慶応930900
MARCH900870
日東駒専870840
大東亜帝国840810

まず横軸は、それぞれの学校群の卒業生が、どの程度の得点が望めるかを表したものです。
MARCH
校を例に取ると中長期的(23年以上)に狙えるのが900点前後、短期(半年~1年)で狙えるのは870程度であろうということですね。
勿論、これは非常に大雑把な一例であり、それぞれが置かれた環境や、勉強に充てられる時間、そもそものスタート地点(準備を始める前の英語力)、そして最も重要な要素であるやる気(will)や、適切なメンターの有無により大きく異なることに注意してください。
次に縦軸に注目すると、この縦のグループ群で、ほぼ同じ英語力だと考えられます。すなわち、東大卒の930点は、早稲田OBであれば900点、MARCHであれば870、と言う具合に。同じ英語力であれば、出身校の偏差値(学力)によってTOEICの得点が違うことに注目してください。
これを、奇異、或いは違和感をもって捉える方がいるかもしれませんが、東大の人ってそもそもこの手のテストが上手な方々です。実践的な英語力が同じなら確実により高い得点を取ってしまう人たちです。
なお、この考え方は、TOEICに限らず、私が直接経験した範囲では、TOEFLや英検1級でも全く同様です。
TOEIC
に比べて、遙かに難易度が高く、それゆえ、差が出やすいテストにおいては、もろにこの学力の違いが出ることになります。
なお、この表は決して、ある大学の卒業生が、これ以上の点数は取れませんという意味で提示している訳ではありません。
ただし、学力によってこの手のテストに対応するスキルには違いがあることや、それゆえ短期で狙える得点、長期で狙える得点に差が出るのは当然のことなのです。
よく世間で、高得点(例えば900点)が確実にとれる方法を教えます的なセールストークをしている商品やサービスを見かけますが、当然ながら受験者の資質は何にもまさる重要な成功のための要素であり、そこの部分をすっ飛ばしての議論には違和感を感じます。

この表が、(何となく)周りに流されて高得点を取れる気になっている人や、これから短期間或いは中長期で高得点を取る必要があるのだが、不安を感じ、二の足を踏んでいる方の参考になればと思います。
向いてないことに高い授業料や時間を費やすことは消耗ですし、必要があって比較的簡単にできる有意義な事に、トライしないのも同様に罪ですね。
とは言え、この連載の最初の回や、このサイトのトップページに書いたように、このサイトは、通訳案内士になることを一つの目標として作ったサイトであり、そのためには、英語の一次テスト免除となるTOEIC840点を取って貰う必要があります。そして、最初の連載で書いたようにTOEICなんか、時間をかけずにサクサク必要な点を取って欲しいのです。
その後、本当に必要となる英語力はTOEICとは関係なく努力して獲得する必要があるのですから。
結論:自分の出身校からおおよその点数の目標が分かる。ただし、それを上回る目標を持つことは悪いことではない。
えっ、じゃあお前はどこの大学のOBで、どの程度の努力でMBA取ったんだよですって?
よくぞ聞いてくれました。それでは、次回から、自分の経験を元に、英語力アップについて話していきましょう。