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2016年08月30日 22:00

total ban

NHK World News(2016/08/29)は、年々減少している太平洋上のクロマグロを巡る国際会議について日本の立場と反対意見について伝えています。


今日のキーワードは、total ban「全面禁止」
This year's meeting will focus on establishing emergency catch limits should bluefin tuna stocks drop to a critical level.
Japanese officials are proposing stricter limits if the population of young bluefin tuna shrinks to its lowest level for the third straight year.
But environmental groups are pushing for a temporary
total ban on bluefin tuna fishing, instead of issuing quotas.

「今年の会議の焦点は、クロマグロの資源が危機的なレベルにまで落ち込まないための、緊急の漁獲量を制限する措置についてです。日本は、稚魚の量が3年連続して最低を更新するようなら、制限をかけるべきだと提案しています。しかし、環境保護団体などでは、漁獲量の制限では無く、クロマグロの一時的な全面漁業禁止を強く主張しています。」

bluefin tunaは、「クロマグロ、本マグロ」
push for
は、「強く求める、要求する」
quota
は、「割り当て、ノルマ」
ban
は、「(動詞)禁止する、(名詞)禁止」ですが、total banで「完全に禁止」
total ban on smoking at public places
で、「公共の場所での全面禁煙」になります。

クロマグロは、太平洋だけでなく世界中で、漁獲量が急減しています。勿論、その犯人は全世界のクロマグロの消費の6割を支えているという日本にほかなりません。
私はクロマグロ(に限らずマグロ全般)が食べられなくてもさほど気にしないのですが、ウナギに続いてマグロも食べるのが難しいとなるとこれは、食文化という意味で影響が大きい気がします。
赤身、中トロ、大トロ等の部位により微妙に違う素材を、生、漬け、炙り等々で美味しくいただくなんて、日本人じゃないと生み出せないのではないでしょうか。


そういう意味では、日本に頑張って欲しい。

個人的なことで恐縮ですが。私はこの秋から江戸東京博物館で、外国語ガイドを始める予定なのですが、外国から訪れるお客様に「クロマグロっていう伝統の食べ物が昔はありましてね」なんていう話はしたくないですね。 


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