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2016年08月18日 21:10

raw sewage

CNN Student News2016/08/18)は、リオオリンピックのセーリング競技が行われるグアナバラ湾の衛生状況が劣悪である理由を、リオのスラム街から生々しく伝えています。


今日のキーワードは、raw sewage「生下水」

Even after recent improvement, only half of homes in Rio connected to a sanitation network. All you have to do is head uphill, that`s where you find raw sewage and garbage flowing freely between houses.


「最近少し改善されたとは言え、リオでの下水道の普及率は50%です。顔を上げてみてください。未処理の汚水やゴミが住宅の間を普通に流れてるのが見えますから。」

sewageは、「(各家庭から下水道に流される)下水、汚水」
raw sewage
で、「未処理の下水、汚水」になる untreated sewageと同義
sanitation network
は、下水処理施設

リオでオリンピックを開く前提条件の一つが、セーリング競技が行われるグアナバラ湾をきれいにするというものでした。
そして、ある程度の改善は見られたのですが、下水処理施設の普及はさほど進まず、想定していた通り、不衛生な海の上で各国代表は戦う羽目になります。こうなると、選手達は、抗菌スイムスーツと抗菌マスクで対応するしかないですね。

個人的には、オリンピックは、社会的インフラ整備のきっかけとして開催するのが良いのではと考えています。そういう意味では、今回のリオなどは、最適とは言えないまでも、かなり適した場所だと言えます。

ですから、2020東京は意義が見いだしがたいです。
お年寄り政治家の妄言から始まった運動が、たまたま少しずつ賛同する人が増えてきて、まあ、色々な事情もあって実現したというところでしょうか。新しいオリンピックスタジアム建設費用の大幅な予算増に関する、また別のお年寄り政治家(この方は、今回のリオにも視察と称してお出かけされたようですが)のお馬鹿発言には呆れるを通り越して嫌悪感しか抱きませんでした。
世論が、このお年寄りの時代錯誤の戯れ言を押さえこんだのは本当に良かったと思います。あのまま、新スタジアム建設が強行されるようなら、とても21世紀の先進国とは思えないですからね。


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