通訳案内士になろう!            目標は、TOEIC840点!


第四回 TOEICの点数と最も相関関係があるものは

2016年07月27日 00:43

今日は、大イカ対MBAです。

今回は、「TOEICの点数と最も相関関係があるもの 」と題してお届けします。

これを読むと、自分が目指すべき点数が何点かがひと目で判ります。


前回のコラムで、「TOEICの点数が高くても英語力が無い人が多い、或いはTOEICの点数は実際の英語力とあまり関係ない」と言われる理由について思うところを書いてみました。

実は、一つそこで書いていないことがあるのです。それは、TOEICの点数と最も相関関係があるものは英語力というより学力である、ということです。


学力ですが、言い換えると出身大学の偏差値ということが出来ます。つまりTOEICの点数は実際の英語力よりも出身大学の偏差値の方が、相関関係が高いといえます。

ちょっと分かりづらいですか?


平たく言うと、英語力が同じであれば学力がある人のほうがTOEICで高得点を取れます。したがって、TOEICの点数から英語力を推し量りたいなら、点数と同時に出身大学を聞いておいたほうが良いでしょう。さて、それでは学力でどの程度差がつくのでしょうか。下の表を見てください。

東大・京大 960

早稲田・慶応930

MARCH 900

日東駒専 870

大東亜帝国 840

非常に大雑把ですが、経験的にざっと上くらいの差があると感じます。つまり、早稲田卒の930と日大卒の870がほぼおなじ英語力だと言うわけですね。

ちなみに上の表は、単に英語力が同じというだけではなく、各大学の卒業生たちが、かなり努力した際に到達できる点数の目安だと考えてください。

もちろん、これは一つの目安であり例外はいくらでもあります。また、ある程度年齢がいってから勉強した人向けの指標であり、若い人の場合には全く異なります。

なお、上の表は相当努力を続けた場合の点数の目安ですが、もっとストレートに単にTOEIC向けの勉強を集中的にやった場合の点数の目安は上の表からそれぞれ30を引いていただくと、近いと思います。すなわち早稲田卒であれば900前後、MARCHだと870くらいですね。


これから、短期間でTOEICの点数を取らなければならない人は、上の表を目安に努力をしてください。


なお、この表には自分の点数の目安を知るという以外に使い途があります。

よく、ホームページで、私はこの方法で、「留学経験一切無しで」英検1級に合格しました!ですとか、TOEIC満点取りました!というはなしが出てますよね。
この手の話を参考にする際は、話し手がどこの大学の出身者であるかを確認してください。
本当にあるんですよ。
ほうほうと読み進めていたら、京都大学出身なんてことが。
これがベンチマークとして成立する人は、東大卒、京大卒をはじめとするごく少数の方々でしょう。
貴方が仮に早稲田のOBだとしたら、もちろんこんな経験談を鵜呑みにしてはいけません。
もし、経験談の出身大学が青山学院大学、学習院大学(つまりMARCH校だ)程度であれば、参考にしても良いでしょうね。

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