2016年08月16日 22:50
American
Hot
Topics(2016/08/15)は、日本で暮らすハーフにとって、「あるある」の苦労について伝えています。
今日のキーワードは、Caucasian「白人の」(レベル weblio:12)
Being
mix in Japan, people think you automatically beautiful and have
perfect posture like a model. This is especially true for people who
have Caucasian
blonde in
them.
「日本にいると、ハーフって言うだけで、美人でモデルのようなスタイルを期待されたりするの。これって、金髪の白人女性だと、本当にそうなのよ。」
mixは、ここでは「ハーフを含む混血」という意味で使われています
postureは、「姿勢、ポーズ」
今回の配信で、私が初心者向けポッドキャストの第一位に取り上げたAmerican
Hot
Topicsがもうすぐ終わってしまうというアナウンスがありました。
これは残念。
二人のイケメンの片割れ、Aaronの本職が多忙になったからというのが表向きの理由です。たしかに、あれだけ良く出来たポッドキャストを制作するのは物凄い時間と労力が必要でしょうから、理由としては納得できるのですが。
それにしても、最後の挨拶も無しというのは、最近解散を発表した某国民的アイドルグループじゃないけど、喧嘩別れを連想させます。
それにしても、残念。
という訳で、今回は無理やりアメホから今日のキーワードを取り上げました。
白人を現す表現は、普通にwhiteでたいていの場合はOKですが、ちょっと改まった言い方をする時などに、このCaucasianが使われます。私は、Caucasianと聞くと反射的にAnderson
Cooperを思い起こします。
もっとも、Andersonの場合、Caucasianと言うよりalbinoに近いのかもしれませんが。
2016年08月15日 21:20
ABC
This
Week(2016/08/14)は、トランプ氏の度重なる暴言が、本人のみならず共和党全体に暗い影を落としていることを伝えています。
今日のキーワードは、dicey「不確かな、あてにできない」(レベル weblio:20)
Whether
you call them gaffes
or jokes,
the cumulative
effect is
now causing
panic both
inside and
outside his
campaign. Maine's
Susan Collins
becoming the
latest senator
to say
she can't
vote for
Trump and
Majority Leader
Mitch McConnell
warning that
Republican chances
of keeping
the Senate
are very
dicey.
「失言であろうが、ジョークであろうが、彼の度重なる言動は大統領選の内と外でパニックを引き起こしています。最も新しい例としては、メイン州選出の上院議員スーザン・コリンズは、トランプ氏に投票できないと表明しました。またマコーネル院内総務は、上院で共和党が過半数を維持できない危険性があると警告しています。」
gaffeは、「失敗、失言」
cumulativeは、「累積する、度重なる」
campaignは、「選挙運動」
コリンズ議員自身は、今年改選の対象ではありませんから、未だ直接の被害を被る確率は低そうですが、次回の自身の改選に備えての発言でしょうか?あるいは、単に自身の思うところを述べただけかもしれません。
上院は、54対44で共和党が多数を占め(ほかに無所属が2名)今年の改選の対象は、その3分の1である34名ですからそう簡単には過半数を割らないように思えますが、それだけトランプ氏の負の効果が大きいということでしょう。
それにしても、今回改選の対象となる共和党上院議員はたまらないでしょうね。本気で、トランプ氏を支持している人を別としたら。
個人的には、大統領選とともに上院選挙でも共和党が大敗して、米国民が普通であることを確認したい気持ちでいます。トランプ氏には、このまま、おバカ発言を連発し続けて欲しいですね。
2016年08月14日 11:47
NHK
World
News(2016/08/11)は、タイの新しい憲法草案の争点と、プラユット暫定首相が、テレビ演説で国民に呼びかけた内容について伝えています。
今日のキーワードは、set
aside one's differences 「相違点は脇に置く」
Criticism
has been raised as the draft constitution requires all senators to be
appointed by a military-backed council during the first 5 years of
the transition period.Interim Prime Minister Prayut Chan-o-cha
called for acceptance of the draft constitution. In a televised
speech on Wednesday, he called on the people to set aside their
differences and move forward together.
「新しい憲法草案は、当初5年間、全ての上院議員が軍の影響下にある評議会による指名制である部分に批判が向けられています。
プラユット暫定首相は、テレビ演説で、憲法草案を受け入れ、相違点は置いておいて前を向こう、と国民に向けて呼びかけた。」
draft
constitutionは、「憲法草案」
move
forward は、「前に進む、前進する」
call
on the people toは、「人々に~するよう要求する、呼びかける」
随分むちゃくちゃな憲法草案のように聞こえますが、それでも国民の支持率は60%を超えているようです(言い換えると40%弱が不支持)。もっとも、この数字の基となる国民投票のやり方には批判があったようですが。
タイは比較的安全な国という印象がありますが、クーデターとそれに伴う憲法の改廃は実に頻繁に行なわれています。Yahoo知恵袋によると、1932年の立憲君主制成立以降19回もクーデターが起きたとのことですから、我々が想像するクーデターというより普通の政変に近いですね。
2016年08月08日 21:25
PBS NewsHour(2016/08/06)は、ジカ熱対策として、フロリダで遺伝子組み換え蚊が登場する見込みである事を伝えています。
今日のキーワードは、genetically
modified「遺伝子組み換えの」
The
food and drug administration has approved a controversial plan to
release genetically modified mosquitoes in the Florida Keys to fight
against the spread of ZIKA.
Under the plan, biotech firm Oxitech
would release male mosquitoes modified with synthetic DNA. These
modified mosquitoes are the same species as the ones spreading ZIKA,
but when they mate, their offspring die before reaching
adulthood.
The genetically modified mosquitoes are not be launched
until after the November election, local official will hold a
non-binding vote on the
proposal.
「FDAは、フロリダキーズにおけるジカ熱対策として、遺伝子組み替え蚊を放出する計画に対して、認可を与えた。
計画によると、バイオ企業Oxitechが遺伝子を組み換えた蚊を放出するとのこと。この遺伝子組み換え蚊は、種としては、ジカ熱を媒介する蚊と同じなのだが、交配して子供が出来ても、その子が成虫前に死んでしまうと言う。
この遺伝子組み換え蚊は、11月の選挙前には実施されない予定、この計画に対して地方政府による拘束力の無い投票が予定されている。」
the
food and drug
administration、(略称FDA)は、「アメリカ食品医薬品局」
controversialは、「物議を醸す」
mateは、「交尾する」
non-bindingは、「強制力のない、拘束力のない」
何となくSFチックですが、遺伝子組み換えってこんな事も出来るのですね。計画通り進むと、ジカ熱を媒介する蚊の数は次第に減って、最後は雄だけになり、全滅すると言う恐ろしいシナリオになっています。
是非、アマミノクロウサギを襲うマングースに頭を悩ます奄美大島にも遺伝子組み換えマングースの導入を検討いただきたいものです。そすると、自然の雌と交尾して成獣にならないうちに全部死んでしまい、直に絶滅!なんてシナリオが描けそうです。もっとも、あまり大量に放したら、交尾する前にクロウサギを襲いそうで、そのあたりのさじ加減が難しいですね。
2016年08月05日 01:52
PBS
NewsHour(2016/08/03)は、トランプ氏に肩入れするために、米民主党のメールを公開したわけではないと主張するウィキリークスの創始者ジュリアン・アサンジとのインタビューの模様を伝えています。
今日のキーワードは、war
hawk 「タカ派」
But
let's say that, personally, I loved Hillary Clinton. Would
WikiLeaks still publish this material? Of course it would. Otherwise,
we would be censoring it. That's our mandate. It's actually
interesting to think about what media organizations wouldn't
publish such material if it was given to them.
I
think that's a very interesting question. So, my position, as an
analyst is that, yes, that Hillary Clinton is a war hawk. But the
statement was made within the context of the early phases of the
Democratic primaries. It is by no means an endorsement of Donald
Trump.
「個人的にはヒラリーは好きだよ。では、ウィキリークスは、今回のようなネタを公開するか?もちろんするさ。でなければ、我々が検閲しているようなもんだからね。これは我々の義務なんだ。このような情報を入手できて、それを公開しないメディアがあるだろうか。
非常に興味深い質問だね。アナリストとして個人的な意見を言うのであれば、ヒラリーはタカ派だ。しかし、その見解は民主党予備選の初期段階でのものだからね。ドナルド・トランプを支持するという訳では決してないよ。」
censorは、「映画・出版物等を検閲する」
within
the context of は、「~という文脈の中で」
by
no meansは、「決して~でない」
endorsementは、「承認、支持、支援」
別のところで、ジュリアン・アサンジは、民主党支持者が主張するように、ロシアがハッキングしたものをウィキリークスが入手したという見解を否定しています。あくまでそれは、民主党の内部告発者によってもたらされたものだと。
また、入手したメールは膨大なものであり、次の公開に向けて準備中だと明言しています。
う~む、ちょっと不気味ではあるけど、持ってるならサクサク全てをオープンにしちゃいなよって思いますね。でないとアサンジの言う検閲になるのではないかな。
2016年08月02日 07:26
ABC
This Week(2016/07/31)は、民主党党大会で、「あなたは、何も犠牲にしていない
」と批判したイラクで戦死したイスラム系米兵の両親に対する共和党の大統領候補であるトランプ
氏の反論を伝えています。
今日のキーワードは、sacrifice
「犠牲」
TRUMP:
I think I have made a lot of sacrifices. I've work very, very hard.
I've created thousands and thousands of jobs, tens of thousands of
jobs, built great structures. I've done -- I've had tremendous
success.
STEPHANOPOULOS:
Those are sacrifices?
TRUMP:
Oh, sure. I think they're sacrifices.
「TRUMP:私だって、多くの犠牲を払ってきたのです。一生懸命働き、何十万もの雇用を生み出し、素晴らしい建物を建ててきたのです。その結果、大成功を収めてきたのです。
STEPHANOPOULOS:それって、犠牲といえるのですか?
TRUMP:もちろんです。」
sacrificeは、「生命や財産を犠牲にする」、という意味ですから、トランプ氏が「私も犠牲を払った」というのは無理があります。また、トランプ氏は、「あの原稿、だれが書いたんだよ?クリントンのライターが書いたんじゃないの?」とも発言し、これについてはかなり批判的に受け止められています。
今後もこの程度の騒ぎはいくらでも提供してくれそうでが、これがクリントン氏にとって追い風になるか、それとも、これだけ批判を受けても、まだクリントン氏のほうがましな選択と言ってもらえないとしたら、本当にビミョーな大統領選と言えそうです。
2016年07月31日 03:45
Amanpour(2016/07/27)は、ロシア当局にクリントン氏の私用メールサーバにハッキングしろよと呼びかけたトランプ氏に対するレオン・パネッタ元米国防長官の見解を伝えています。
今日のキーワードは、beyond
the pale「常軌を逸した
」
I
find those kinds of statements to be totally outrageous. Because
you've got now a presidential candidate who is in fact asking the
Russians to engage in American politics. And I just think that that's
beyond the pale. There are a lot of concerns I have with his
qualities of leadership, or lack thereof, and I think that kind of
statement only reflects the fact that he truly is not qualified to be
President of the United States.
「とんでもない発言だね。大統領候補ともあるものが、ロシアにアメリカの選挙への介入を呼びかけるなんて。本当に、常軌を逸しているよ。彼のリーダーとしての資質には本当に問題がある。今回の声明も彼が大統領になる資格が無いことを如実に示すものだね。」
outrageousは、「法外な、とんでもない」
engage
inは、「携わる、従事する」
the
paleは、「境界、範囲」 beyond
the paleで「境界や範囲を(悪い意味で)外れた」になる
パネッタ氏の見解は、普通に良識のある人であれば、普通に感じることのように思えますが、これがことトランプ氏の発言となると、どんな規格外の事を言ったところで、もはや傷になるわけでもなく、むしろ、メール事件を蒸し返した分だけ、クリントン氏に不利に働くのではという意見もあるようです。私なんかは凡人なせいか、パネッタ氏同様不快感しか感じないですけどね。
多くの大物政治家が出席さえしなかった共和党党大会と違って民主党党大会は、文字通りのオールスターキャストが勢揃いしていました。といってもそれがクリントン氏に有利に働くかどうかは別問題なようです。手堅く経験豊富ではあるけれども、今のアメリカ社会が抱える閉塞感打開への変化が期待出来ない、というのがクリントン氏に対する見方のようですね。
2016年07月26日 23:45
PBS
NewsHour(2016/07/24)は、大統領候補選びの過程でクリントン氏に肩入れしていた疑惑が浮上したワッサーマンシュルツ民主党委員長が党大会の幕開けとともに辞任したことを伝えています。
今日のキーワードは、
fall
on one's sword「辞任する」
There
was no way the Democrats could conduct a week long convention with
the constant drum beat of anger and demands that Debbie Wasserman
Schultz step down. So, she fell on her sword.
「民主党は、1週間に及ぶ党大会を絶え間ない怒りとワッサーマンシュルツ氏辞任の要求を乗り越えて遂行することはとてもできないと判断したのでしょう。彼女は自ら辞任しました。」
no
way は、「無理、あり得ない」
step
downは、「辞任する」
辞任するという動詞で最もよく使われるのは、上に出てくるstep
down或いはresignあたりでしょうか。
fall
on one's
swordは、古代ローマで自分の剣の上に倒れて自害するところから、「自殺する、辞任する」という意味で使われます。日本で言う所の切腹に近い言い回しかもしれません。
ワッサーマンシュルツ氏辞任の原因は、ハッキングされて、ウィキリークスによって暴露されたEメールです。クリントン陣営は、このハッキングがロシア当局によるものであり、トランプ氏を利するために、仲の良いプーチン氏の周辺が、わざとこのタイミングでリークしたと本気で主張しています。
真偽の程は判りませんが、この見解は出さなかったほうが良かったんじゃないかと思うけどなあ。誰の目にも明らかな証拠とセットで提示できるのでなければ。
2016年07月25日 23:50
ABC
This Week(2016/07/24)は、共和党の大統領候補であるトランプ
氏に対して、「大統領になる資格はない」と切って捨てた元民主党大統領候補サンダース上院議員の見解を伝えています。
今日のキーワードは、not
qualified 「資格がない」
This
is what I say. This is a very momentous moment in American history.
To my mind, what is most important now is the defeating of the worst
candidate for president that I have seen in my lifetime, Donald
Trump, who is not qualified to be president by temperament, not
qualified to be president by the ideas that he has brought forth.
「私が言ってきたとおり、今は、アメリカの歴史でも極めて重要な節目なのです。私が生涯でみた中でも最悪の大統領候補であるトランプ氏を打ち破ることが重要です。彼は大統領になる資格はありません。気性的にも。彼の提案する考えからしても。」
momentousは、「極めて重要な」
qualifyは、「資格を得る」
temperamentは、「気質、気性」
bring
forthは、「提出する、持ち出す」
トランプ氏が、大統領になる資格はない、という言葉は、今回の大統領選を通して言われ続けていることですが、英語の表現としては今日取り上げた
not
qualifiedが必ず使われています。qualified「資格(要件)を満たした、資格(資質、能力)がある」の否定形ですので、全否定と言って良いくらいの強い拒絶の表現です。対する民主党のクリントン候補は、あらゆる世論調査でnot
trustworthy「信用出来ない」と思う人が過半数に上るというのですから今回の大統領選は、大統領になる資格が無い人と、人として信用出来ない人の一騎打ちになっています。
日本の政治家ってなんでこう人材不足なんだろうといつも思う私ですが、それって日本特有の状況ではないようですね。
2016年07月20日 08:28
ABC
This
Week(2016/07/17)は、トルコ政府が主張するイスラム教指導者のクーデター関与について、正当な証拠を提示すれば、米国は引き渡しに協力すると言うケリー国務長官の発言を伝えています。
今日のキーワードは、due
diligence 「適切な判断」
We've
always said, look, if you have evidence of X, Y or Z, please present
to us. Turkey is a friend, Turkey is an ally, Turkey is an important
coalition partner in the fight against ISIL, and we'll do our due
diligence within our legal process.
「常々言ってる通りです。何らかの証拠があるならそれを提示してくれと。トルコは友好国であり、ISと戦う大事な同盟国です。我々は、法的な手続き沿って適切な判断を下します。」
allyは、「同盟国」
coalition
partner は、「連立の相手、連合国」
due
diligence(デューデリジェンス)は、日本語では、資産価値の適正評価やM&Aに際して行なわれる企業に対する精査という意味で使われることがほとんどだと思いますが、ここではより広範な意味での「評価、配慮」という意味で使われています。証拠があるなら協力は惜しまない、証拠が無い単なる申し入れには応える事はできないというスタンスですね。
渦中のイスラム教指導者グレン師は、関与を全否定しているため、トルコが明白な証拠を提出しないかぎり、引き渡しは実現しそうにありません。
トルコは、グレン師以外にも亡命した兵士の引き渡しをギリシャ政府に求めているようです。クーデター自体は、未遂に終わりましたが、まだまだ落ち着かない政情が続きそうです。