2015年04月16日 22:25
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- 更新頻度:週1回
- Transcript:有り
- 学習時間の目安:15分~
- 英語のレベル(TOEICスコア):~650
- お勧め度:★★★
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英語学習者向けPodcast では珍しいビデオPodcast。
CMが多いのが玉に瑕ですが、そもそもがGabaの宣伝媒体ですから致し方ないですね。過去の膨大なストックも勿論タダでアクセス可能です。
~シチュエーション別英会話~という副題通り、あるシチュエーションで使われる英語表現を学んでいくというスタイルです。スキットを使うなんて、なんだか昔っぽいです。私は、NHKのテレビフランス語会話を思い出しました。
最初は、Transcript無し、次にTranscript有りでスキットを見せるので、取り敢えず辞書なしでも学習できちゃう、という意味ではお気軽なサイトです。
2015年04月15日 22:17
PBS News Hour(2015/04/14)は、ナイジェリアでイスラム過激派組織Boko Haramが女子高生200人以上を誘拐した事件から1年たち、現時点での見通しについて、関係者のインタビューの模様を伝えています。
今日のキーワードは、Bring Back Our Girls 「私達の少女を返せ」
It’s a very sobering day for Nigeria, and I would say even for humanity, because this has become a worldwide story with Bring Back Our Girls.
And there was some hope that, 365 days after the girls had been discovered, they would have been found and reunited with their families. But it’s sad to say that, as of today, it’s difficult to say where many of the girls are, whether they’re still alive, and whether they will be found in the not-too-distant future.
「ナイジェリアにとって悪夢のような1日だった。この事件が、Bring Back Our Girlsとして世界中に知られる契機となった。
1年前には、少女たちが無事発見され家族のもとに戻ってこれると思っていたが、残念なことに、今日の時点で少女たちの居場所も、生存確認もできていないし、近い将来にそれが可能となる見通しもない。」
soberingは、「ハットするような」
Bring Back Our Girlsは、#Bring Back Our Girlsとして世界中に広まった言葉
reuniteは、「再会する」
世界を震撼させた過激派組織 Boko Haramの大量誘拐事件から14日で1年が経過したことになります。日本では、目立った動きはなかったようですが、USやフランスでは、集会が開かれたり、ビルのライトアップが計画されたりと、それなりに社会の関心を集めているようです。
去年は、この事件の少し前にマレーシア航空370便のミステリーがあり、この事件の後、一連のISISの事件がありと激動の年の幕開けと言っていいほどの衝撃的な出来事でした。
ナイジェリアではこの間、大統領が交代になりましたが、全く言っていいほど進展が無いようです。なので、叫びましょう Bring Back Our Girls!
2015年04月14日 22:52
NHK World Radio Japan(2015/04/14)は、中国が5人の女性活動家を解放したことを伝えています。
今日のキーワードは、disturb public order 「公序良俗に反する行動」
Chinese authorities have released 5 female activists who were detained over a month for planning to protest against sexual harassment.
The women planned their calls for the prevention of sexual harassment in conjunction with the International Women's Day on March 8th. Police took them into custody for allegedly disturbing public order.
US Secretary of State John Kerry called for immediate and unconditional release of the activists on Friday. International rights groups also stepped up criticism.
「中国当局は、セクハラに対する抗議行動を計画したとして1ヶ月以上にわたり拘束していた5人の女性活動家を釈放した。
女性活動家たちは、3月8日の国際女性デーにセクハラ予防を呼びかける計画をしたため、警察が社会的秩序を乱すとして拘束した。
アメリカのケリー国務長官は活動家達の無条件即時釈放を求め、国際的な人権団体も批判の声を強めていた。」
detainは、「拘束する、留置する」
in conjunction withは、「と連動して、と同時に」
take someone into custodyは、「~を拘束する」
public orderは、「社会的秩序」
immediate and unconditional release は、「即時無条件釈放」
step up criticismは、「批判を強める」
中国は、最近まで、ケリー国務長官の発言を内政干渉として一蹴していました。何らかの理由・思惑があって釈放を決めたということでしょう。
それはともかく、この程度の活動で一ヶ月以上も拘束されるなんて先進国では考えられない事です。勿論釈放されたと言っても、当面、警察の観察下に置かれ一挙手一投足を監視されることになります。恐いですね。
2015年04月13日 22:21
ABC This Week(2015/04/12)は、ヒラリー・クリントン氏が正式に大統領選の立候補を表明した件について現国務長官ケリー氏のインタビューを伝えています。
今日のキーワードは、hurly-burly「大騒ぎ」
Well, George, as you know, the secretary of state happily is able to not be involved in the presidential hurly-burly. I'm not going to get involved in it now.
It's important for me to be able to speak to both sides of the aisle and talk about our foreign policy without being involved in partisan politics.
And so I'm not going to get involved in it now.
But I will say that Secretary of State Clinton did a terrific job of rebuilding alliances that had been shredded over the course of the prior years. She spent a lot of time, as you know, working on a number of different issues, including the beginning of the effort with Iran, as well as the Gaza cease-fire and other things.
「御存知の通り、国務長官という仕事は、大統領選の騒ぎから逃れられるところなんでね。
私にとって大事なのは、党利党略に巻き込まれること無く、両陣営と話すことです。だから、私自身は絡みません。
しかしクリントン国務長官は、良い仕事をしましたよ。ボロボロになった関係を修復したり。イランとの交渉やガザ地区の停戦も彼女が始めたのです。」
the secretary of stateは、「米国務長官」
both sides of the aisleは、「両陣営の」
partisan politicsは、「党利党略を事とする政治 」
shreddedは、「ボロボロの」
相変わらずの人気と知名度を誇るクリントン元国務長官ですが、人気は以前ほどではないようです。やはりメールの件とか響いているのでしょうね。それと仮に民主党の候補になったところで、共和党陣営が手ぐすね引いて攻撃を待っているようですので、道は遠いですね。ケリー国務長官が言うように、hurly-burlyなニュースがこの先当面続きそうです。
2015年04月11日 22:35
Anderson Cooper 360(2015/04/10)は、サウスカロライナ州で黒人男性を射殺した白人警官がこの後、無罪となる可能性の有無について伝えています。
今日のキーワードは、discharge「弾丸の発射」
Well. Bakari, let's drill down on that a little bit on that because, you know, when I was there the other day, the state newspaper did an analysis of over the last five years. There were some more than 200, I think it might have been 206 discharge of weapons by police officers in South Carolina. Not a single one, there were some indictments against some officers, but there was never any conviction as you just said.
What does that tell you? And if that's a problem, what needs to change? And how should it change?
「Bakariさん、もう少し掘り下げてみましょうか、というのも、私は先日サウスカロライナ州にいたのですが、地元の新聞が、過去5年について分析していました。それによると、206回警察官によるガンの使用があり、起訴されたのは数回あったのですが、有罪になったのはただの一回も無いということです。
これは何を意味しているのでしょう?何が問題で何を変えればいいのか?どう変えればいいのでしょうか?」
drill down on は、「~を掘り下げる」
the other dayは、「先日」
indictmentは、「起訴」
convictionは、「有罪判決」
今回の事件は、一部始終を記録したビデオがあるので、この白人警官が無罪になるとは思えないのですが、過去の出来事を思い出せば何がおきても不思議ではないと言えるほど、アメリカでは根が深い問題です。
もし、偶然居合わせた青年がビデオで撮ってなかったら、白人警官の言い分がそのまま認められて何事も無かったかのように処理されていた事案だろうと言われています。
Andersonが言うように、何を変えるのか、どう変えるのかが問われています。警官が職務中ボディカメラを作動する話もこうなると現実味を帯びてきますね。
2015年04月10日 22:00
CNN Student News(2015/04/10)は、人の脳が決してマルチタスクには向いてないとして事例を挙げて紹介しています。
今日のキーワードは、multitasking 「一度に複数の仕事をこなす、並行作業」
Take an everyday activity like driving. When you look at the MRI of someone who`s in driving mode, so how much of their brain is activating there?
Now, if you just layer in one more thing, and that`s the -- that is the person is listening while they are driving and all of a sudden the amount of attention, the amount of brain bandwidth going toward driving decreases by about 37 percent.
So you`re not multitasking, you`ve, in fact, reduced the amount of attention you`re now paying to your driving.
There`s about 2 percent of the population that are super multitaskers. It`s sort of a genetic gift. Most of us don`t have this gift. But these are people who are truly able to do several different activities at the same time without losing efficiency or losing quality as they do all that work.
「ドライブを例に説明しましょう。運転している人の脳の動きをMRIで、どのくらい活性化しているか調べます。
ここでもう一つ、タスクを追加するとしましょう、例えば運転しながら音楽を聞くとします。するとその瞬間運転に使われていた能力が37%落ちるのです。
つまり、これはマルチタスクなどではなく、運転する注意力が下がっているだけです。
世の中には2%ほど、本当にマルチタスクに優れた人がいるようですが、これは生まれ持った才能ですね。普通の人はそうではありません。ほんの少しの人達だけが、同時に複数のタスクを効率を下げること無くできてしまうようです。」
activateは、「活性化する」
layerは、「層を重ねる」
bandwidthは、「新しいことに関わる余地、処理能力」
genetic giftは、「生まれながらの才能」
音楽を聞くだけで、37%も注意力が削がれるのだとしたら、運転中にメールを入力などしたら、どれほど危険かが判ります。USでは、運転中のTEXT(メール)禁止が州法で規定されている州とされてない州があるようです。
禁止されてないからと言って、やって良いっていう理屈はないと思うけど。それだけ、実際に運転しながらメールして事故っている人が多いということなんでしょうね。
2015年04月09日 22:00
CNN Student News(2015/04/09)は、ボストン・マラソンテロ被告に有罪評決が下されたことを伝えています。
今日のキーワードは、unanimously「満場一致で」
The defense sought to portray Tsarnaev as a college student influenced and manipulated by a radicalized older brother, 26-year-old Tamerlan, who was killed in a shootout with police days after the bombing.
But the prosecution argued the younger Tsarnaev was a willing partner in the attacks and helped choose a day when people would crowd Boston`s streets.
The same jury will deliberate Tsarnaev`s sentence, life in prison without parole or death. The jury must vote unanimously for a death sentence.
「被告弁護人は、ツァルナエフ被告が26歳の兄の影響を受け操られていたのだと主張した。しかし、検察はツァルナエフ被告が積極的に爆破に関与し、街が最も混みあうボストン・マラソン当日を狙ったと主張した。陪審員達は、慎重にツァルナエフ被告の刑が仮出所なしの終身刑か死刑かを検討する。死刑宣告には、陪審員の全員一致が必要だ。」
manipulateは、「操る」
deliberateは、「慎重に検討する」
juryは、「陪審員」
life in prisonは、「終身刑」
paroleは、「仮出所、仮釈放」
unanimouslyは、「全員一致で、満場一致で」
death sentenceは、「死刑宣告」
私個人は、死刑はあったほうが良いのではないかと思っていますが、日本のように死刑が存在する国はいまや少数派のようです。USは州によって異なるのですが、こういうニュースがあるということは、マサチューセッツ州には死刑があるようです。
兄弟二人で無差別に4人を殺人、180人以上に重軽傷を負わせた重罪です。適切な量刑が下されることを望みます。
2015年04月08日 22:04
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- 更新頻度:週1回
- Transcript:有り
- 学習時間の目安:20分~
- 英語のレベル(TOEICスコア):~650
- お勧め度:★★★★
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前回、紹介したバイリンガルニュースと違い、テンポが良くてプロフェッショナルな感じがします。
個人的には、日本語と英語を取り混ぜた会話はあまり好きではないのですが、テンポが良いのであまり気にならないかな。ホームページにTranscriptがアップされているので、わからない部分があれば、webで確認できるのも良いですね。
過去の膨大なシリーズにアクセスするのが有料なのは、まあ納得できるとして、購入するとCDっていうのが、ちょっと不思議です。普通にダウンロードで良いじゃんって思うけど。それと、このCDの価格がちょっと高いかなあと思うので、★は、4個にしました。全てただなら間違いなく★★★★★なんですけどね。
2015年04月07日 22:57
NHK World Radio Japan(2015/04/07)は、2015年版外交青書の概要について伝えています。
今日のキーワードは、remorse「反省」
The Diplomatic Bluebook says that based on deep remorse over the war, Japan has built a society that honors freedom, democracy and respect for basic human rights. It says the nation has consistently shown its readiness to contribute to peace and prosperity in Asia and the world.
The report stresses that Japan will remain a pacifist nation, and will make even more proactive contributions to peace under the principle of international cooperation.
「外交青書は、過去の戦争に対する深い反省を基に、日本は自由と民主主義と基本的人権を尊重する社会を築いてきたとしてる。日本は、常にアジアと世界の安定と平和に貢献してきた。
青書は、日本が平和主義国家であることも強調している。そして、今後国際社会の平和に、より積極的な貢献を果たす意志があることも伝えている。」
Diplomatic Bluebookは、「外交青書」
deep remorseは、「深い反省」
pacifistは、「平和主義者」 pacifismは、「平和主義」
pacifist nationは、「平和主義国家」
日経によると、今回の外交青書は「第二次世界大戦について「深い反省」を明記、おわびの文言は見送り」なのだそうです。今日のキーワードで取り上げたremorseがその反省になります。今回の青書は9年ぶりに英語の全訳を再開し、対外発信を強める、ということですので興味がある方は是非そちらも見てください。ただし英語版のアップは8月になるようです。
2015年04月06日 23:39
ABC This Week(2015/04/05)は、イランの核協議が枠組合意に達したことについて、イスラエルのネタニヤフ首相にインタビューしています。
今日のキーワードは、arsenal「武器庫」
Well, I'm sure they think it's a good deal, but we differ. I think this is a -- a bad deal. It leaves Iran with a vast nuclear infrastructure. It lifts the sanctions on them fairly quickly and enables them to get billions of dollars into their coffers. They're not going to use it for schools or hospitals or roads, Martha, they're going to use it to pump up their terror machine worldwide and their military machine that is busy conquering the Middle East now.
And third, it's a temporary deal. That is, whatever restrictions are placed on Iran's nuclear program, they're removed after a few years and Iran will be free to have a vast arsenal with which to, uh, ultimately produce many nuclear bombs.
I think for the preeminent terrorist state of our time to have a free pass, an easy pass to nuclear weapons endangers Israel, it endangers the region, endangers the world, it endangers everyone listening to me right now.
「彼等はこれを良い協議だと思っているのでしょう。しかしこれは、イランに膨大な核のインフラを残す悪い協議です。制裁を解除すれば彼等の懐に大金が入ります。イランはそれを学校、病院、道路に使うのではなく、世界中のテロの支援と軍備に使うのです。
3番目にこれは期限がある取り決めです。イランの核開発にどのような制限が課せられたところで、それは数年後には消えるのです。そしてイランは膨大な核兵器を作る自由を手に入れるのです。
これは、優れたテロ国家に核兵器をもつ自由を与えることであり、その核兵器はイスラエル国民、中東の人々、世界中の人々にとって危険なことなのです。」
sanctionは、「制裁」
cofferは、「金庫」
pump upは、「ポンプで汲み上げる、膨らませる」
vast arsenalは、「膨大な兵器の備蓄」
preeminentは、「卓越した」
endangerは、「危険に晒す、危うくする」
例によって、ネタニヤフ首相が持論を展開するインタビューになりました。この後もインタビューは続き、「では、イスラエルはイランに対して単独で軍事行動に出るのか?」というアンカーからの質問に対して「イスラエルが望むのは交渉だ。ただし、核兵器に繋がる可能性は排除しなければならない。シリアが化学兵器の放棄に合意したように、イランにも核兵器の放棄を迫るべきであり、今日それができないからといって、明日も不可能というわけではない」と答えています。
ネタニヤフ首相の主張が実現可能かどうかはともかく、今回の交渉内容が、イランに核兵器製造を認めることになるのであれば、物凄く危険だという気はします。それこそ、日本への二発の核兵器使用に続く3回目が起こる可能性が高まったのではないでしょうか。恐ろしいことだと思います。