2015年03月25日 22:37
Erin Burnett Outfront(03/24/2015)は、ドイツの格安航空会社ジャーマンウイングスの旅客機墜落事故について、相当の時間を割いて伝えています。
今日のキーワードは、obliterate「跡形もなく消す、完全に破壊する」
The plane is obliterated to use the word of a local official. Debris and tiny scattered pieces, scattered for miles. The question tonight is what caused this deadly crash. One of the black boxes has been recovered just hours after it crashed into the French Alps. The plane had just been inspected yesterday. Within minutes it went into a steep drop and then disappeared from radar. It crashed.
Tonight, the crucial question, if the plane was in trouble, and it took full eight minutes to drop before the crash, why was there no distress call from the cockpit. No comment from the cockpit at all.
「その便は、現地当局の言葉を借りると、跡形もなくなっています。残骸は数マイルにもわたって飛び散っています。ブラックボックス一つは回収されました。機体は前日に検査を終えたばかりでした。わずか8分間に急降下し、衝突したわけです。
大きな疑問は、旅客機は、トラブルに見舞われたのかということ。激突までの8分間、クルーからの遭難信号はありませんでした。全く何も連絡がなかったのです。」
debrisは、「破片、残骸」
distress callは、「遭難信号、救難連絡」
マレーシア航空370便に始まった一連の飛行機事故の中でも、今回の件は、事故に至る要素が見当たらないことが大きな疑問になっています。整備の状況、天候、急降下とは言え、普通の操縦による急降下であること等々、番組では数名の専門家がコメントしていますが、まずはブラックボックスの解析を待たないと何とも説明がつかないというのが現状のようです。
それと、Erin Burnettに限らず、今回の件がLCCとは言え、ドイツの有名航空会社の子会社が絡んだ墜落事故と言うのがもう一つの大きな要素であるようです。確かに、LCCを選ぶ側の立場で言えば、聞いたこともないアジア系キャリアより、ルフトハンザ!の方が安心感があるでしょうね、率直な気持ちとして。
2015年03月24日 19:10
PBS News Hour(2015/03/23)は、イランの核開発問題をめぐる協議に関連して、アンカーJUDY WOODRUFFがIAEAの天野事務局長にインタビューしています。
今日のキーワードは、protocol「議定書」
YUKIYA AMANO: What is the advantage of the additional protocol? With the implementation of the additional protocol, we can have access to the site which is not declared, for example, or we can request a short notice of inspection to the country. These activities are very useful to detect undeclared activities.
I think the implementation of the additional protocol is essential to have the confidence in the peaceful nature of Iran nuclear activities.
Otherwise, we can give the assurance that the activities under — in the declared activities are in peaceful purpose, but we cannot say whether everything is a peaceful purpose or not.
「追加議定書の利点ですが、これを履行することで、我々は申告されていないサイトへのアクセスや直前の知らせによる立ち入り調査が可能になるのです。
こういった活動は、申告されていない行動を見抜くことに役立つのです。イランが核開発が平和利用だと言うのであれば、この追加議定書の完全実施が必要です。そうでなければ、我々は、申告された場所での平和利用は確認できても、全ての核が平和利用だと言い切ることはできません。」
implementationは、「履行、実施」
short noticeは、「直前の知らせ、急なお願い」
undeclaredは、「無申告の」
peaceful purposeは、「平和目的」
天野さんの英語の発音は決して外人風ではありません。いかにも日本人が話す英語という感じでした(あくまで発音に関してです)。それはともかく、67歳にして、国際機関のトップとして精力的に活動されているご様子、喜ばしい限りです。
今日のキーワードに取り上げたprotocolですが、職業上コンピュータ用語としては普通に使っていました。今回のように「議定書」或いは「外交儀礼」などの意味は、個人的にはあまり馴染みがありませんでしたが、本来的には今日のような使い方のほうが普通なのかもしれません。
2015年03月23日 22:57
ABC This Week(2015/03/22)は、元ホワイトハウス実習生モニカ・ルインスキーさんが最近TEDで行ったスピーチについて伝えています。
今日のキーワードは、read between the lines 「行間を読む」
In the past nine months, the question I've been asked the most is why, why now, why was I sticking my head above the parapet. You can read between the lines in those questions and the answer has nothing to do with politics.
The top note answer was and is because it's time.
Time to stop tiptoeing around my past, time to stop living a life of opprobrium and time to take back my narrative.
「この9ヶ月間、私が一番聞かれたことは、なぜ今なのか、今何が言いたいのかということです。判りますよね。答えは、政治とは無関係です。
答えは、今がその時だということです。過去の自分、不名誉に怯えるのは止めて、自分を取り戻す時なのです。」
parapetは、「橋の欄干」
put[stick,raise,lift] one's head above the parapetは、「主張を思い切って行う」
nothing to do withは、「~と無関係で」
top noteは、「和音の最高音」
tiptoeは、「爪先で歩く、用心深く振る舞う」
opprobriumは、「不名誉、恥」
モニカ・ルインスキーさんのスピーチのテーマは、cyber bullying「ネット上のいじめ」をやめよう、というものです。尤も、彼女が公の前に姿を現すと、どうしても大統領選に関連するきな臭い話か、そうでなければ、過去のしもネタがらみを連想するかのどちらかでしょう。元大統領が、史上に残る名大統領として未だに人気を博しているのとは対照的で、ちょっと可愛そうです。 スピーチは、TEDのサイトで確認できるので興味がある方は是非、聞いてみてください。
2015年03月22日 22:23
PBS News Hour(2015/03/21)は、キリスト教徒を守るために、イラクの民兵組織で戦う元米兵とのインタビューを伝えています。
今日のキーワードは、indigenous「土着の、先住の」
What’s terrorism? Terrorism is a disruption of your daily life and I know these people are resilient. They’ve been able to say, “Hey look we know you’re in the area but we’re not going to let you destroy our lives. We will stay here and die for what we believe in, but we are going to continue to go on and operate our daily life.” So it’s a success.
Who was here before Islam? The Christians. The Assyrian Christian population is indigenous to this land, so to me it just shows how ignorant they truly are and how uneducated they are too.
「テロとは何だろう。テロとは普通の生活への迫害だろうね。ここの人達はこう言うんだ“変な奴が来たことは判る。でも俺達は何も変えない。自分たちが信じるもののために生き、いつものように暮らすんだ”とね。
イスラム教が来る前、ここには誰がいたんだと思う?アッシリア人のキリスト教徒だよ。彼等が、イスラムより先なんだ。だから、十字軍とかほざくやつは、如何に無知で無教養かってことだよね。」
disruptionは、「望ましくない突然の途絶、外部要因による混乱、崩壊」
resilientは、「回復力がある、立ち直りが早い」
Assyrianは、「アッシリア人」
indigenousは、「土着の、先住の」
ignorantは、「無教養な」
uneducatedは、「無学の」
ここで紹介された男性に限らず、ISISと戦うためにイラク・シリアで民兵組織に従軍している元米兵は相当いるようです。US正規(?)軍は、今のところ地上戦には参加しない方針ですから、戦死者に関するニュースはありません。ただし、実際には民兵組織に入って最前線で戦っている人達がいるので犠牲者が出るのは避けられないでしょう。欧米各国からISISに加入しようとする動きやその人数は、頻繁に報道されますが、逆にこの男性のように、ISISと戦うためにシリアやイラクに向かった人達については、あまり知らされませんし、政府による公式発表は一切無いようです。彼等の武運と無事を祈るのみです。
2015年03月21日 22:46
Erin Burnett Outfront(03/19/2015)は、元看護助手の女が自宅に呼んだ妊娠中の女性の腹を切り、胎児を取り出した事件について伝えています。
今日のキーワードは、put two and two together「既知の事実から正確な結論を引き出す」
She was shopping on Craigslist and she came to this house to pick up some baby clothes. Once there, police say 34-year-old Dynel Lane brutally assaulted the mother to-be and then cut the unborn child from her abdomen. The victim was taken to the local hospital. The same hospital where the suspect arrived with the fetus, claiming she had miscarried.
It didn't take long for doctors and authorities to put two and two together. But the premature infant was already dead.
「彼女はクレイグリストを見て、その女の家にベビー服を受け取りに来ました。そこで、34歳になるDynel Laneが、女性の腹を刺し、お腹から胎児を取り出したのです。被害者は地元の病院に連れて行かれ、同じ病院に容疑者は自分が早産したと胎児を持ち込んだのです。医師と警察が、事態を理解するのに時間はかかりませんでしたが、取り出された胎児は既に死亡していました。」
Craigslistは、「クレイグリスト(不要品の売買、仲間の募集などを書き込めるコミュニティサイト)」 URLは、https://sfbay.craigslist.org/
mother to-beは、「妊婦」
abdomenは、「下腹部」
fetusは、「胎児」
miscarryは、「流産する、早産で生まれる」
premature infantは、「早産児、未熟児」
日本でも報道されたこの猟奇的な事件ですが、Erin Burnett Outfrontは、この事件が人気のコミュニティサイトCraigslistを介して起きたことにも注目しています。Craigslistそのものは、普通のコミュニティサイトらしいのですが(多分)、最近になって犯罪に使われることが増えているようです。
不要品のやりとり(moving sale、yard saleなど)は、明らかに日本よりアメリカのほうが盛んで、大袈裟に言うと歴史や文化を感じさせるものが有ります。それだけに、残念な気がしますし、衝撃も大きいと思います。
2015年03月20日 22:43
PBS News Hour(2015/03/19)は、イスラエルのネタニヤフ首相が、選挙キャンペーン中に表明した将来のパレスチナ国家樹立を拒否した発言を覆した件について伝えています。
今日のキーワードは、two-state solution「二国家共存 」
I don’t want a one-state solution. I want a sustainable, peaceful two-state solution. But, for that, circumstances have to change. So, we need the conditions of a recognition of the Jewish state and real security in order to have a realistic two-state solution. And I was talking about what is achievable and what is not achievable.
「私は一国家案を望んでいる訳ではない。持続可能で平和的な二国家共存を望んでいる。しかしそのためには、変化が必要だ。ユダヤ人国家の承認と二国家共存のための保証が必要だ。私は、今何が実現可能で何が実現不可能かについて話したのだ。」
sustainableは、「持続できる、維持可能な」
Jewish stateは、「ユダヤ人国家」
achievableは、「成し遂げられる」
投票日直前になって、 two-state solution反対の立場を掲げたネタニヤフ首相ですが、当選したら今度はその発言を撤回しています。何でもありですね。イスラエル首相の任期は2年ですから、これから2年間は様々な話題を提供してくれるでしょう。あまり望めないことでしょうが、イスラエルとパレスチナの人々にとって少しでも良い方向に事態が向かうと良いですね。
2015年03月20日 13:07
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- 更新頻度:ほぼ毎日
- Transcript:N/A
- 学習時間の目安:N/A
- 英語のレベル(TOEICスコア):~840
- お勧め度:★★★★
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URLは、https://www.slideshare.net/?ss
英語学習者向けのサイトではありません。 名前の通り、スライドをシェアする(パワーポイントを使ったプレゼン用資料を共有する)サイトになります。
パワポのフォーマットやルックスをパクったり、コンテンツそのものを参考にしたり(実に多彩な内容がアップされています)、良くわからない人や会社についてWikipedia的な使い方をしたりと、何かと役立つサイトです。
恐らくですが、チームやグループでプレゼンした内容をこのサイトで共有する(或いは単にアップする)決まりとしている大学や教育機関がいくつかあるようで、同じテーマ(ケース)で違うグループがアップしたものがいくつも見つかったりしますね。内容的に深みという意味では、文字通りピンきりですが、それも含めて多様な見方、意見があるものだななあと参考になります。
2015年03月19日 22:51
Erin Burnett Outfront(03/18/2015)は、ケネディー駐日大使が、殺害の脅しを受けた件について、CNNの日本特派員からのレポートを伝えています。
今日のキーワードは、state of alert 「警戒態勢」
American and Japanese authorities on a heightened state of alert in Tokyo after death threats were allegedly made against Caroline Kennedy, now U.S. ambassador there.
Japanese media report mysteriously phone calls were placed to the U.S. embassy last month. The caller, a male speaking in English saying he was going to kill Kennedy.
Although reportedly present, Alfred Magleby, U.S. consul general in Okinawa. Although Japan is a top U.S. ally, a former American ambassador to that country tells CNN there are those who harbor resentment toward Americans.
There are 50,000 American troops stationed in Japan, more than anywhere else in the world. It's a top flight target for people who want to do harm.
「ケネディー駐日大使への殺害の脅しを受けて、日米当局は、東京で厳戒態勢を敷いています。日本のメディアの報道によると、先月アメリカ大使館に、男から英語でケネディ大使の殺害を予告する電話があった模様です。
アルフレッド・マグルビー駐沖縄米国総領事の殺害を予告するものもあったと言います。日本は、アメリカの同盟国ですが、前駐日大使は、CNNの取材に対し、日本にはアメリカに憤りを感じている人もいると答えています。
日本には、5万人ものアメリカ軍人が駐在しており、世界のどこよりも多いのです。危害を加えたいと思う人には格好の標的になりうるでしょうと。」
heightened state of alertは、「厳戒態勢」
be on a heightened state of alertで、「厳戒態勢にある」
death threat againstは「~に対する殺害の脅し、脅迫」
U.S. consul general in Okinawa は、「駐沖縄米国総領事」
harbor resentment towardは、「恨みをもつ、憤りを感じる」
top flight は、「最高の」
ケネディ大使への個人的な思いは別として、アメリカに恨みや敵意を持つ人なんか世界中にゴマンといるだろうから、脅迫電話くらいで(と言っていいかどうか判らないですが)、厳戒態勢になるというのは、正直ピンときません。間が悪いことに、ファーストレディとクリントン元大統領が同時に訪日中ですし、先日の韓国での大使襲撃事件の影響があるのかもしれませんね。
日本が比較的安全な国であることを、私は誇りに思っていますが、変な人はどこにでもいるでしょうからそれなりの備えは必要でしょう。 Japanese law enforcement authorityの頑張りに感謝ですね。
2015年03月18日 22:52
Erin Burnett Outfront(03/17/2015)は、イスラエルの総選挙が大接戦であり、勝敗の予測が付かないと伝えています。
今日のキーワードは、too close to call 「勝敗の予測がつかない、接線の」
Breaking news at this moment, results now coming in from the Israeli election. It is still too close to call. The Prime Minister Benjamin Netanyahu could lose his job to man whose views align with President Obama. Netanyahu and Obama of course have been at dramatic odds over the proposed nuclear deal with Iran.
「速報です。イスラエルの総選挙は大接戦。ネタニヤフ首相は、オバマ大統領との協調路線を取る対立候補に敗れるかもしれません。ネタニヤフ首相とオバマ大統領は、イランの核を巡る交渉で激しく対立してきました。」
breaking newsは、「ニュース速報、最新のニュース」
alignは、「一列になる、同じ立場に置く」
align withは、「~と協調する」
at odds overは、「~のことで対立して」
放送時点では、大接戦と伝えられたイスラエルの総選挙ですが、結果はネタニヤフ首相率いる与党リクードが第一党の座を確保し、ネタニヤフ氏の続投が決まりました。
今回の総選挙の投票率は71.8%、前回は66.6%ですから、国民の関心が相当高かったということでしょう。翻って、我が国では、前回の総選挙の投票率は52.6%でした。つまり、概ね政治に無関心でいられる、言い替えると平和だということでしょうね。
2015年03月17日 22:09
CNN Student News(2015/03/17)は、アメリカ国内で、化学兵器の廃棄処理が進められている様子について伝えています。
今日のキーワードは、stockpile「備蓄 」
Chemical weapons like mustard gas or nerve agents are named for the toxic chemicals they carry. They can cause death, permanent damage or temporary disability to people or animals.
Their use in warfare was outlawed in 1925, though they have been used since then. Some nations have developed chemical weapons as a threat or a deterrent to attacks.
During the cold war, the U.S. and Soviet Union built up massive stockpiles of chemical weapons.
「マスタードガスや神経ガスは、その毒性から化学兵器と呼ばれ、人や動物に甚大な被害をもたらすことが可能です。戦場においての化学兵器の使用は、1925年に禁止されましたが、その後も使われ続けています。国によっては、脅迫用、或いは、抑止力として開発してきました。冷戦時代には、米ソが大量の化学兵器を備蓄しました。」
warfareは、「戦争行為、武力衝突」
deterrentは、「抑止力」
the Cold Warは、「冷戦(1945年-1989年)の時代」
ちょっと古いところでは、イラクのフセイン大統領によるクルド人弾圧のため化学兵器の使用や、最近ではシリアのアサド大統領による反体制派への使用などが有名ですが、米ソが近年まで競って化学兵器を備蓄していたとは私は知りませんでした。
作ってしまった以上は、使うか、使わずに備蓄し続けるか、廃棄処理をするかの三択ですから、この3つの中では最も望ましい方向に進んでいることを喜ぶべきなのかもしれません。アメリカ議会ではイランとの核協議で大騒ぎしているようですので、この手の話はニュースとしての注目度は低いと思います。そこを敢えて取り上げるところが、Student Newsらしくて良いですね。