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2015年01月02日 22:12

breakout

PBS News Hour(01/01/2015)は、2014年の重大ニュースについて振り返り、シリア・イラクにおけるイスラム国の隆盛が今後、USが数年にわたって取り組まざるをえない最大のチャレンジであろうと伝えています。

今日のキーワードは、breakout( 突発的発生 )

I would have to say that the most consequential was the breakout of ISIS, the Islamic State, in Iraq and Syria, drawing the United States back into war in Iraq. 

「最も重要な事は、イラクとシリアにおけるISIS(イスラム国)の発生であり、それがアメリカをイラクでの戦争に引き戻した点をあげざるをえません。 」

would have to sayは、「 ~と言わざるを得ない 」

consequential  は、「重大な」

draw back  は、「引き戻す 」

イスラム国以外の重大ニュースとして、PBS News Hourは、ロシアによるクリミア半島の併合とその後の武力衝突、西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行、シリアやスーダンで終わる気配がない内戦、等について取り上げています。 そのいずれもが非常に大きな意味を持つ重要なニュースであることは明らかですが、その中でもイスラム国の隆盛とUSの対応が、2014年に発生した最大のチャレンジであることに異論はありません。 イスラム教過激派という意味では、イスラム国以外にも、アフリカにおける Boko Haram の数々の残虐行為やアフガニスタンでの al-Qaeda 系のテロ行為等々2014年は本当に落ち着かない年だったような気がします。 イスラム国との戦いが何年も或いは何十年もかかるのではないかと言われるように今年急に物事が良い方向に急展開する可能性は殆ど無いでしょう。 残念ですが、今年も国際的にはなんとも落ち着かない、やるせない事件が頻発しそうです。

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2015年01月01日 22:42

adolescent

Erin Burnett OutFront(12/31/2014)は、アメリカには現在電子たばこ(e-cigarette)を規制する法令が無いため、禁煙対策の有効な手段であったはずの電子たばこが、10代の間で通常のタバコを凌ぐ人気を得ており、社会問題化していると伝えています。

今日のキーワードは、 adolescent (思春期の人、若者)

Nicotine can be harmful to the still developing brain of the adolescent and nicotine is addictive.

「ニコチンは、発達中の青少年の脳に有害です。 しかもニコチンには中毒性があります。」

nicotine は、「ニコチン」

adolescent は、「思春期の人、若者、ティーンエイジャー」  adolescenceだと、 「青年期、青春」になる。

addictive は、「中毒性の、常習的な  」 中毒者・大好き人間という意味の名詞は、addict   alcohol addictで、アル中。 coffee addictだと、コーヒー中毒(コーヒーが大好きな人)。

日本ではあまり話題にならない電子たばこ( e-cigarette = electronic cigarette)ですが、海外では既存のタバコに関する法律が適用されないため各国で対応に苦慮しているようです。 USでは、製品の使用、宣伝に関する法令が整備されていないため、完全に無法地帯と化しており大手タバコ会社が入り乱れて販売活動とロビー活動を展開しているようです。

私自身はタバコを嗜まない嫌煙者なので、個人的にあまり興味はないのですが、この手のニュースを聞くたびに、タバコ会社に対する嫌悪感が増幅し、本当にクズみたいな連中だなという思いを強くしますね。

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2014年12月31日 22:00

cake walk

Anderson Cooper 360(12/30/2014)は、昨日に続きマレーシアの格安航空会社エアアジアQZ8501便が、インドネシア第2の都市スラバヤからシンガポールに向かっていた途中で消息を絶った事故の続報について伝えています。 

今日のキーワードは、cake walk (簡単な事、たやすい事)

With shallow water, you got a lot more sediment from the surrounding land masses and the currents are higher.

「浅瀬では、周囲の土が堆積し、潮流も早いかもしれません。」

So visibility might be a bit less. So not a cake walk but a bit easier than the deep water stuff.

「視界も少し遮られているかもしれません。 救援作業は決してたやすい事ではないのです。 とは言え、水深が深いところでの作業よりは容易かもしれません。」

sedimentは、「堆積物」

visibility  は、「 視界、見通し、可視性 」

cake walkに似た表現に a piece of cakeがある。 It's a piece of cake. で、「簡単さ。 どうってことないよ。」

stuff は、「物事、事柄、仕事内容」

CNNに限らずUSのどのメディアもエアアジア8501便の続報をトップニュースとして相当の時間を割いて伝えており、明らかに日本での報道より注目度が高いようです。 とは言え、今回の事故は、MH370のミステリーに比べると普通の航空事故のように見えます。 個人的には、MH370のトラウマが影響して注目度が高まり過ぎているように感じます。

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2014年12月30日 22:14

a matter of time

Anderson Coopr 360(12/29/2014)は、マレーシア系の格安航空会社(LCC)エアアジアQZ8501便が、インドネシア第2の都市スラバヤからシンガポールに向かっていた途中で消息を絶った事故について伝えています。 

今日のキーワードは、a matter of time (時間の問題)

David Soucie, author of recently "Malaysia airlines flight 370, why it disappeared and it's only a matter of time before this happens again."

「David Soucie 氏 近著は、“マレーシア航空370便は何故消えたのか、しかし同様な事故が起こるのは時間の問題だ”。」

matter of time は、「時間の問題」

It's only a matter of time は、「 それは時間の問題です、それは必然です」

It's only a matter of time beforeは、「 ~するのは目に見えている 」

1週間のクリスマス休暇を終えたAC360ですが、休暇明けの最初のニュースがこの飛行機事故でした。  マレーシア系の航空会社に絡む事故というと、今年3月に起きたMH370便のミステリーが思い起こされますが、今回の事故現場は、水深が150フィート(45メートル)程度と4500メートルにも及ぶとされるMH370事件とは違い、早めの解決が見込まれるとしています。 とは言え、今日のTV放映は丸々1時間この事故に関連する報道でしたので、Podcastも当然この事件だけの内容になっています。  

David Soucie氏は、今日集まったパネラーの一人で、CNNのsafety analyst。 理由は不明ですが、彼が登場する時は、何度も何度も繰り返し(しつこく)著書が紹介されます。 AC360には、MH370便の事故の時と、同じマレーシア航空の旅客機がウクライナで撃墜された際によく出演していました。 その際に紹介されていた著書名は、“Why Planes Crash”。 久しぶりにAC360で見たら新しい著書を引っさげ、それも未だ機体の影すら確認されていないMH370事件を題材にしたものだったわけです。 その上、「同じような事が起こるのは時間の問題」などと言うのでちょっと引っかかるものを感じamazon.comで検索したら、たしかに著書のタイトルは、Malaysia airlines flight 370 に相違ないのですが、副題はちょっと違います(少なくとも変な予言は無いです)。 

となると、誰が面白おかしい副題を付けたのでしょう?  Andersonが盛ったのかな?とこれは私の個人的ミステリーになっています。

 

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2014年12月29日 22:34

responsible conclusion 

NHK World Radio Japan(12/29/2014)は、オバマ大統領が、2001年から13年にわたって続いたアフガニスタンでの多国籍軍の戦闘任務が今年末をもって終了することを受けて声明を出したと伝えています。

今日のキーワードは、 responsible conclusion(責任ある終結)

President Barack Obama says in a statement that the longest war in American history is coming to what we call a “responsible conclusion.”

「オバマ大統領は、声明を出し「米国の歴史上最長の戦争が“責任ある終結”を迎えようとしている。」と述べた」

what we call は、「いわゆる」  使用例: That's what we call a strategic alliance. (それって、いわゆる戦略的提携ってやつだね)  

responsibleは、「責任がある、責任を負うべき」

responsible conclusionを「責任ある終結」としましたが、これは日経電子版の見出しをそのままパクったもの、ことによると他のメディアでは、他の訳語があたえられているかもしれません。 というのも、「責任ある終結」だけじゃあ、どういう意味なのか良くわからないじゃないですか。 これは、アフガニスタンが相変わらず危険な地域であり、USは戦闘任務は終了するが、来年も当初の予定より多くの支援部隊がとどまり、復興の手助け(アフガン治安部隊の訓練等)をすることをさして言っているらしい。 

NHK World Radio Japanは、13年間の戦闘任務での多国籍軍の犠牲者の数が3,400人以上に登ると伝えています。 他のメディアでは、米軍の犠牲者の数が2,200人以上だとしています。 イラク戦争の時と違い、自衛隊を派遣しなかった日本人の犠牲者は勿論ゼロ。 それ自体は喜ばしい事に違いありませんが、西側諸国の一員として日本は十分な責任を果たしているのかどうか、いつも疑問に感じます。

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2014年12月28日 22:00

BBC The English We Speak

  • 更新頻度:週1回
  • Transcript:無し
  • 学習時間の目安:5分
  • 英語のレベル(TOEICスコア):~840            
  • お勧め度:★★★★

毎週月曜日に更新されるBBCのPodcast。 毎回ちょっと変わった表現を一つ取り上げて使用法を解説してくれます。 

英会話上達のコツは学んだ表現をなるべく早いうちに口に出して自分のものにすることでしょう。 と頭で判っていても、実際に使うとなると時と場所が結構難しかったりしますね、口にした途端思いっきり怪訝な顔されることもあります。 その点BBCのPodcastで紹介している言い回しなら、まあ多少使い方を間違えても大きな事故にならないのではないでしょうか。 もし相手が変な顔しても「あれっ、これBBCで紹介されてた表現なんだけど」とか言って切り抜けられますし。

1回当たり3~4分のPodcastなので気軽に始められます。 Transcriptが無いのがちょっと残念。

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2014年12月27日 22:00

Erin Burnett OutFront

  • 更新頻度:週5回
  • Transcript:有り
  • 学習時間の目安:40~80分
  • 英語のレベル(TOEICスコア):750~840          
  • お勧め度:★★★

CNNの人気アンカーの一人、Erin Burnettの一時間番組がそのまま40分強のAudio Podcastとして配信されています。 この番組に限ったことではないのですが、CNNでは一時間番組がPodcastになるとCMその他が無いため、40分強になるのである意味効率的と言えるかもしれません。

若くて美人で頭が切れるとくれば、機関銃のようなスピードで話し、プライドが高く、気が強くて性格が悪くて厭な女に決まっています(そうでもないか)。 Erin Burnettもご多分に漏れず超がつくほど鼻っ柱が強いですね。 ちょっと間違いを指摘されたりすると凄い勢いで反撃に出ます(私はドン引きしました)。  

話すスピードはかなり早いのですが、発音はクリアで日本人には聞き取りやすいと思います。 AC360以外にもう一つCNNを聞いてみたい、ゲイのアンカーは嫌だと言う人は是非聞いてみてください。  

上級者向け。

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2014年12月26日 22:00

no disrespect

PBS News Hour(12/25/2014)は、Sony PicturesのThe Interviewを上映する映画館の一つ(ミシガン州アナーバーにあるState theater)の劇場主であり、State theaterが所属するArt House Convergence(独立系映画館の会員組織)の ディレクター でもあるRuss Collins氏へのインタビューを紹介しています。

今日のキーワードは、no disrespect(侮辱する意図はない、ディスるつもりはない)

No disrespect but a Seth Rogen movie and an Art House Convergence group usually don’t go in the same sentence. This isn’t usually the fare of an independent movie house.

「ディスるつもりはないですよ。 でも、Seth Rogenの作品と Art House Convergence グループってちょっと方向が違うじゃないですか、The Interviewは、本来独立系の映画館が上映する作品ではないですよね。 」

disrespectは、最近ではすっかり日本語になった「ディスる」の語源。  I mean no disrespectNo disrespect intended.でも同義。

in the same sentence は、「同じ文で」

fare は、「放映作品、番組内容 」

independentは、「独立系の」、大手シネコンの系列に対し、系列に属さない独立系映画館のこと。

The Interviewは当初予定していた、3~4,000とも言われるシネコンではなく、アメリカ国内約300の独立系映画館での上映となりました。 Russ Collins氏は、表現の自由は独立系映画館 が最も大事にしてきたことであり、The Interviewの上映もSonyに申し入れたとしています。勿論、各映画館は地元の警察と連携して警戒を怠ることがないよう会員各位に伝達しているとも伝えています。

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2014年12月25日 22:23

ring off the hook

ABC World News Tonight(12/24/2014)は、Sony picturesが、前言を翻してコメディー映画Interviewを全米の映画館並びにyoutubeを始めとするオンライン(VOD)でクリスマスに公開することと、そのチケットの売れ行きが好評であることを伝えています。 

今日のキーワードは、 ring off the hook(電話が鳴りやまない、ひっきりなしにかかってくる )

There's a lot of interest because of all the news. Our phone has been ringing off the hook. We've been selling out shows left and right. 

「ニュースのお陰で大人気です。 電話はひっきりなしにかかってきましたし、席は次から次へと完売しています。」

sell outは、「売り切る、完売する、売り尽くす」

left and right は、「右から左に、次々に、片っ端から」 ただし、right and leftの方が一般的

紹介したのは、ABCの記者にインタビューを受けている劇場主の返答。 まあ、これだけ世間を騒がせたんだからチケットは売れるよね、作品としての評価とは関係なく。 Sony picturesは、公開を中止したことについて、大統領から名指しで批判されるなど大変なバッシングにあっていたけど、一転して公開を発表したので、これまた一転して賞賛を浴びています。 尤も、公開中止を発表した際の理由が「Sony自身が劇場や小売店を持っているわけではないから」としておきながら、公開にあたっては、「表現の自由への挑戦に負けないことが大事だ」なんて言うのはちょっと後出しジャンケンみたいな気がしないでもないですが。

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2014年12月24日 23:07

in balance with

Erin Burnett OutFront(12/23/2014)は、2010年から2012年の間にアメリカ国内で警察官に殺された若い黒人の数が白人に比べて21倍にも登ると伝えています。

今日のキーワードは、 in balance with(釣り合って、バランスを保って)

If 75 percent of the crime is committed by blacks as you are saying, but again 21- one. That is still not in balance with the crime rate.  

「もしあなたが言うように黒人が犯す犯罪が全体の75%だとしても、21倍ですよ。 犯罪率に釣り合わないですよ。」

commitは、「犯罪を犯す」

crime rateは、「犯罪率」

homicide rateだと「殺人率」これもついでに覚えましょう。

上の、 Erin Burnett のセリフは、この日のゲストでニューヨーク元市長のRudy Giuliani が、NYPD( ニューヨーク市警 )内にRacism(人種差別)があるなんて、とんでもない大嘘だと大見栄を切ったことに対して、「でも統計では、白人の21倍の黒人が警察に殺されてるわよ」と噛みつき、 Giuliani が「しかしNYでは犯罪の75%は黒人が犯人なんだ。これは事実だ、残念ながら。」と反論したのに対して、それでも全然釣り合って無いじゃない、とやりこめたところです。 3倍だったら in a fine balance with(完璧なバランス) だったのですがね。

Rudy Giulianiは、先週土曜日凶弾に倒れたニューヨークの警察官の家族に弔問に行った話から、まさかこういう展開になるとは予期していなかったと思います。 そういう意味では気の毒と言えなくもないですが、あんまり見え透いた事言うものだから、Erin Burnettがボコっちゃったって感じでしょうか。

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