通訳案内士になろう!            目標は、TOEIC840点!


ブログ

2015年04月27日 22:12

prosecution

 ABC This Week(2015/04/26) は、テロリストとは一切交渉しないとしてきた米政府のポリシーが変わるようだと伝えています。

今日のキーワードは、 prosecution 「起訴」

Since August, six Americans held hostage have been killed. The family of the most recent victim, Warren Weinstein, did make an unsuccessful ransom payment of $250,000 according to people familiar with the arrangement.

But the families of other victims say they, too, were threatened with prosecution if they paid ransom.

Now three U.S. officials say that mistake will not be repeated. Under recommendations contained in an ongoing White House review of U.S. hostage policy there will be absolutely zero chance, said one official, of any family member of an American held hostage overseas ever facing jail themselves, or even the threat of prosecution, for trying to free their loved ones.

「昨年8月以来、6人のアメリカ人人質が殺された。最も最近の犠牲者 Warren Weinstein の家族は、25万ドルの身代金を払おうとして失敗した。

しかも、その家族は、もし身代金を払えば起訴するぞと当局に脅されたと伝えている。

今回、当局は、そのような間違いは二度と起こらないとしている。ホワイトハウスでは、人質についてのポリシー見直しを進めていて、今後海外で人質となったアメリカ人の家族が解放のために努力したところで、捕まったり訴えられたりする可能性はゼロだと言う。

hostageは、「人質」

ransomは、「身代金」

face jailは、「投獄される」

米政府が、テロリストとは一切交渉しないとしてきたのは知ってましたが、身代金を募ったり或いは、支払う準備をしたら、政府から脅されるとは知りませんでした。このポリシーの見直しが行われるようですが、政府としてのスタンス(身代金支払は次の犠牲者を生むだけ)に変化は無いようです。つまり、自助努力でお金を集めようとすることに反対はしないということらしい。もう少し早くこのポリシー見直しが行なわれていたら、救えた命があったかもしれません。

—————

2015年04月25日 22:45

gray water

CNN Student News(2015/04/24)は、干ばつが続くカリフォルニアで、リサイクルした水を使って芝生に水撒きする計画があることを伝えています。

今日のキーワードは、 gray water 「生活雑排水」

Gray water treatment is how some Californians are dealing with their state`s historic drought. A new system can add thousands to the cost of a new home.
But what it does is take the water from sinks, showers or washing machines, it filters it and then it recycles it to water a lawn. It`s one creative solution as parts of California get more and more parched.

「歴史的な干ばつが続くカリフォルニアでは、生活雑排水をどう扱うか。新しいシステムは家庭に数千ドルの負担となるようだ。

その内容は、流し、風呂場、洗濯機から排出される水をリサイクルして芝生にやる水に使うというもの。日照り続きのカリフォルニアの一部のエリアでは独創的な解決策である。」

gray waterと似たような表現にblack-water「下水」がありますが、家庭から出る「下水、汚水」という意味ではsewagesewerageの方が一般的でしょう。 

droughtは、「干ばつ」

waterは、「(動詞)水をやる」

parchは、「カラカラに干上がる」

カリフォルニア州の一部では、シェラネバダ山脈に降り積もった雪の雪解け水が主な水源ですが、今年は殆ど雪が降らなかったため、これから数ヶ月が本当に厳しい期間になると言われています。庭に水をやるというアメリカでは当たり前の行為が、どうにも正当化出来ない事態になり、今回のような解決策が発案されたのでしょう。お金こそかかるものの、これですと後ろ指刺されること無く、庭に水撒きできそうですね。干ばつという課題の本質的な解決とはあまり関係ない気もしますが。

—————

2015年04月24日 22:02

ABC Nightline

  • 更新頻度:週5回
  • Transcript:無し
  • 学習時間の目安:20~40分
  • 英語のレベル(TOEICスコア):750~840        
  • お勧め度:★★★

ABCの平日深夜の報道番組NightlineがCMが省かれ音声のみのPodcastとして配信されています。 日本では、NHK-BS1で現地放送日の翌日、毎週火~金曜日のワールドニュースアメリカの後半(16:30頃 - 16:48頃)で日本語通訳付きで放送されています。 同時通訳ではないので、安定して聞けます(ただし、Transcriptは無し)。

内容はいかにも深夜の報道番組という感じで、少々ナニな内容も含みます。出会い系とか頻繁に出てきますね。芸能ネタも多いので、その手の話題が好きな人には良いかもしれません。

これまで紹介したPodcastの中でも、最も聞き取りが難しいと思います。当然、英語上級者向け。

—————

2015年04月23日 22:43

mourning

ABC World News Tonight(2015/04/21)は、スタンガンと間違えてマグナムを発砲し、容疑者を射殺した保安官代理が、バハマでバカンスを過ごす予定だと伝えています。

今日のキーワードは、mourning 「喪に服す」

We are not surprised that Mr. Bates pled not guilty. We are, however, surprised that Mr. Bates would choose to go on a vacation to the Bahamas during this tumultuous time. Whether intended or not, Mr. Bates' vacationing in the Bahamas at this time sends a message of apathy with respect to the shooting and Eric's life.At a time when we are still mourning the death of a loved one that he shot down in the street, Mr. Bates will be relaxing and enjoying his wealth and privilege.

Bates氏が無罪を主張したことは驚かない。しかし、彼がこの時期にバハマに行くことには驚いた。彼が意識してるかどうかは判らないが、Ericの死に対して無関心だと言ってるようだ。私達が、彼が射殺した私達の大事な家族の喪に服している時に、彼は贅沢な生活を楽しむ気でいるようだ。」

pleadは、「訴える、嘆願する」

tumultuousは、「騒々しい、大騒ぎの」

apathyは、「無関心」

上は、誤って射殺されたEric Harris氏の家族のコメント。私も全く同感です。ついでながら、前回このブログで、Bates氏へのインタビューの模様が、いかにもアメリカらしい光景ですと書きましたが、これはちょっとヤリ過ぎの感じがします。こうなると裁判では、執行猶予のない有罪判決を受けてほしいですね、心情的に。

—————

2015年04月22日 22:25

live from paycheck to paycheck

CNN Student News(2015/04/22)は、お金に余裕がない人のため、格安ガレージ(修理工場)を設立した女性について伝えています。

今日のキーワードは、 live from paycheck to paycheck 「給料ギリギリの暮らしをする」

If you have a car, you know that fixing them is not cheap and that a breakdown can be financially devastating for people living from paycheck to paycheck.
At age 38, a woman named Kathy Heying decided to do something about that. She`d ultimately found The Lift, a non-profit garage that makes car repairs affordable.
There was a problem, though. Heying knew nothing about fixing cars.

「車のオーナーにとって、修理代は安くない。車の故障は、給料ギリギリで生活している人にとって破滅的な出来事だ。

38歳のKathy Heyingさんは、車の修理を安く仕上げるガレージを立ち上げた。

だが一つ問題があった。Heyingさん、車の修理について何一つ知らないのだ。

paycheckは、「給与支払小切手、給与」

breakdownは、「故障」

devastatingは、「破壊的な、衝撃的に」

garageは、「修理工場」

日本でガレージといえば車庫を指すことが多いですが、アメリカでは修理工場を意味する方が一般的だと思います。それはさておき、このKathy Heyingさんは、まずガレージ設立を決め、その後車の学位まで取ったというのですから立派です。CNN Heroに相応しい人ですね。

—————

2015年04月21日 22:40

drop in the bucket

CNN Student News(2015/04/21)は、無人船drone shipが開発中であり、近いうちに配備に着くだろうと伝えています。

今日のキーワードは、 drop in the bucket 「わずかの量、ほんの少し

The Pentagon research group, DARPA, is developing a drone ship that would save money and manpower on expensive searches for super quiet enemy submarines.
A prototype vessel is already in production. They`re calling the program the anti-submarine warfare continuous trail unmanned vessel. DARPA says the drone ships will measure 132 feet long and likely cost about $20 million to build.
That`s a drop in the bucket compared to the price of billion dollar manned warships.
If testing proves successful, the Navy could start developing the idea further by 2018.
The vast ocean is a great place to hide, so DARPA is also developing stealthy deep sea robot capsules. They could sit on the ocean floor for years until U.S. controllers trigger them to float to the surface and release unmanned flying vehicles.

DARPAは、敵の潜水艦を見つけ出す無人船を開発中だ。

試作機は既に製造中だ。このプログラムは、対潜水艦継続追跡無人船と呼ばれている。無人船は132フィートの長さで製造費用はおよそ、2千万ドルになる。

これは数十億ドルにものぼる有人船に比べると微々たる出費だ。テストが上手く行けば、海軍は2018年までに開発を進めるだろう。広大な海は隠れるのに適している。そのため、DARPAは隠密型深海ロボットも開発中だ。それは、海底に何年も潜み、コントローラーが起動したら海面まで上昇して、無人機を発射するのだ。

DARPAは、Defense Advanced Research Projects Agencyの略で「(米国)国防総省国防高等研究事業局」

droneは、「無人飛行機」

prototypeは、「試作品、プロトタイプ」

in productionは、「製造中」

stealthyは、「ひそかな」

droneと言えば、テロリストの空爆に使うアメリカのハイテク兵器ですが、drone shipはどうなのでしょう。 Navyが作るのだから平和利用というわけにはいかないでしょうが、droneのようにテロリスト以外に一般人まで巻き添えにしたりとかはやめていただきたいものです。

—————

2015年04月20日 22:54

Taser

ABC This week(2015/04/19)は、73歳の保安官代理がスタンガンと間違えてマグナムを発砲し、容疑者を射殺した事件について伝えています。

今日のキーワードは、 Taser テーザー銃、スタンガン

In Tulsa, Oklahoma where a full-time insurance executive and political donor to the sheriff volunteered as a reserve deputy, then mistakenly pulled his .357 magnum instead of his Taser and shot a fleeing suspect to death, it's difficult to tell the difference between the real cops and those backing them up as a hobby.

That's what Tulsa reserve officer Robert Bates says on NBC's Today Show was his role as a reserve officer.

「保険会社の重役が本職の保安官代理が、誤ってスタンガンの代わりにマグナムを発砲し、逃げようとした容疑者を射殺した。本物の警察官と趣味でサポートする代理の違いは分かりづらい。TulsaRobert Bates が保安官代理としての自身の役割についてNBCに語った。」

sheriffは、「保安官」

deputyは、「代理人、副XX」ですが、ここでは、 deputy sheriff 「保安官代理」の意味です

reserve deputyは、「予備の保安官代理」

警察が、スタンガンと間違えてガンを発砲する事件はそこそこあるようです。 Bates氏も、「誰にでも間違いはある。」と開き直っているくらいですから。

このNBCとのインタビューがいかにもアメリカらしいものでした。と言うのも、Bates氏の周りを一族(恐らく、妻、子供、孫?)が取り囲み、一見するとお爺ちゃんを囲んで記念写真でも撮るつもりじゃないかと見紛うような光景の中、Bates氏へのインタビューが行なわれたのです。

勿論これは、Bates氏が普通の(決して変人じゃない)父親であり、夫であるというアピールのために、一族が繰り出している訳ですが、日本ではちょっと考えづらいですね。故意でないとはいえ、Bates氏は犯人を追跡中に射殺してしまった第2過失致死罪の容疑者なのですから。久しぶりにアメリカらしい光景をみたような気がしました、良い意味でも悪い意味でも。

—————

2015年04月19日 22:52

ransomware

PBS News Hour2015/04/18)は、PCがハッカーに乗っ取られた女性に、何が起こったのか聞いています。

今日のキーワードは、ransomware (ランサムウェア)押し売りソフト

She — like hundreds of thousands of others — had been victimized by what’s known as a “ransomware” attack.

Hackers — who law enforcement believe come mainly from eastern Europe or Russia — manage to put malicious software onto a victim’s computer, often via an email attachment or a compromised website.

That software then allows the hackers to lock up your files — or your entire computer — until you pay them a ransom to give it back. Ransom demands have ranged from a few hundred dollars to several hundred thousand.

「彼女は、他の被害者と同様、ランサムウェアの攻撃を受けていた。

ハッカーは、警察当局によると主に東欧とロシアが中心なのだが、被害者のコンピュータに悪意あるソフトウェアを忍び込ませる、時にはメール経由あるいは感染したウェブサイトから。

悪意あるソフトは、ファイル或いはPC全体をロックし、被害者が金を払わない限りロックされたままだ。その身代金の金額は数泊ドルから数十万ドルに至るほどだ。」

victimizeは、「騙す」

ransomwareは、パソコン内のデータを勝手に暗号化し、元のデータを削除し、復元ソフトを買わせようとするウイルス

law enforcementは、「警察」

malicious softwareは、「悪意のあるソフトウェア」

compromisedは、「感染した」

ransomは、「身代金」

このソフトは、期限までに身代金を払わないとPC内のファイルを全てdeleteすると脅したのだそうです。ついでながら、身代金はビットコインでの支払いだったとか。この手のサイバー犯罪は、今後増える一方でしょうね、とても残念なことですが。

—————

2015年04月18日 19:30

death toll

NHK World Radio Japan2015/04/18)は、戦乱を逃れて地中海を航海中に、犠牲となる人の数が去年の10倍のペースで増えていると伝えています。

今日のキーワードは、death toll (戦争・災害・事故などによる)死亡者数

This month saw a sharp increase in the number of ships carrying migrants from Syria and other countries as the sea was relatively calm.
The Italian coast guard and other vessels have rescued more than 10,000 people in the past week.
The numbers of dead and missing are also on the increase. Some 400 people remain unaccounted for after a ship carrying migrants sank on Monday off the coast of Italy.
The IOM spokesperson said the death toll this year is 10 times as high as for the same period last year.

「今月になって、地中海が比較的穏やかになり、シリアなどからの避難民を載せた船の数が急増している。

イタリア沿岸警備隊とその他の船舶は、先週1万人以上を救出した。死亡者と行方不明者も急増している。月曜日には、イタリア沖で沈没した船の400人以上が行方不明のままだ。

IOMによると、去年の同じ時期に比べて、今年は10倍もの犠牲者が出ているという。」

migrantは、「(政治的などの理由による)移住者」

coast guardは、「沿岸警備隊」

unaccounted forは、「行方不明」

off the coast ofは、「~沖に」

IOMは、International Organisation for Migration の略「国際移民機関」

tollは、「(事故・災害による)犠牲者」

以前にも、紹介しましたが、アフリカから地中海を超えてヨーロッパに渡ろうとする避難民の数が急増し、それに伴い犠牲者の数も急激に増えています。気候的に海に出やすい(と言っても物凄く大変な事なんでしょうけど)シーズンになったから、その数が増えたというのは、理由としては尤もですが、その前提として、国内情勢がそれだけ不安定な国が多いということですね。

—————

2015年04月17日 22:05

get in the way of

CNN Student News2015/04/16)は、オリンピック開催を来年に控えたリオデジャネイロで、ゴミが深刻な社会問題になっているとして、ゴミと死んだ魚が大量に浮かぶ川で練習するカヌー選手の苦悩を紹介しています。

今日のキーワードは、get in the way of 「~の妨げになる」

You`re rowing and you start to feel sick, nauseous, so you have to stop training and go rest. The dead fish block the oars and get in the way of our rowing.

We see a lot of rubbish, but it`s something we don`t control. We often have to change out tactics due to unconventional factors.

「漕ぎだしてすぐ気分が悪くなるんだ。そうなると練習は中断して休まないとね。魚の死骸がオールの操舵のじゃまになるんだよ。

ゴミも大量にあるだろ。これは僕達にはどうにも出来無い事さ。こんなありえない理由で練習方法を変えないといけないんだ。」
nauseousは、「吐き気をもよおす」

oarは、「ボート、カヌーのオール」

rubbishは、「ゴミ」

tacticは、「戦術、方策」

unconventionalは、「一般的とはいえない」

ブラジルオリンピック委員会はゴミの80%は、削減可能としているようですが、そのしわ寄せはどこかに行くのでしょう。オリンピック開催中だけ、リオの街中はとても綺麗、終わった途端、どこからか大量にゴミが溢れ出る、なんて事がないと良いですね。

これは、その次のオリンピック開催地である東京にも当てはまる話です。開催中だけ、何か特別なことが起こっているようじゃあ、都市としての成熟度がしれている気がします。2000年のシドニーオリンピック開催中は、街からホームレスが消え、終わった途端に戻ってきたようです。リオでは、それがゴミと魚になるのか。東京だと何だろう、興味が尽きないですね。

—————